2019/09/14~15
「私たちの暮らすまちで実現しよう共生の地域社会を」メインテーマとして開催された第52回手をつなぐ育成会東海北陸大会石川大会は、天候にも恵まれ和やかなうちにも新たな決意が沸き上がる大会でした。
《全体会》
1.育成会の長年の活動の努力が、こんにちの障害者の制度を確立し整備されてきた事に繋がる。また育成会の政策提言や働きかけが、国や県、地方を後押ししてきた。
2.上皇后さまが「手をつなぐ」の購読をしていただいていると報告も有りました。
《シンポジウム》(近時の障害者施策について~中央情勢報告を兼ねて)
(久保厚子会長、野澤和弘氏、渡部伸氏、又村あおい氏)
1.【教育分野】
家庭、福祉、教育の連携が重要、その人に合った個別支援計画大切。
2020年オリンピック、パラリンピック開催を契機に、文化、芸術、スポーツの価値観の共有。
2.【地域生活分野】
障がいを持つ人の生活は、家族、施設、グループホーム等が有るが、何れも監視付きの生活になっている。自立生活援助の充実を(サテライト型等)
3.【就労分野】
知的障害者の雇用率は非常に少ない、育成会が声を上げなければ改善しない。
昨年発覚した不適切な障害者雇用問題は怒らなければならない。
4.【高齢化分野】
65歳になったからと言って必ず介護保険制度に移る必要は有りません、介護保険制度と障害者制度の類似点は3点しかない、①居宅介護 ②短期入所 ③生活介護
5.【育成会活動分野】
社会の中に障害の障壁が有る事が障害である「障がいの障壁は社会の中にこそある」
障害特性や障害理解を進めるための啓発活動が今後育成会の活動として重要であり、共生社会を進めていくうえで果たす役割は大きい。
※石神志津江副会長が永年の会活動及び本人支援活動に尽力された功績が認められ、表彰されました。おめでとうございます。今後も更なるご活躍を期待いたします。
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