今年3月に行われた息子の担当者会議で、走ることが好きな息子が何かチャレンジできることはないかという話になり、計画相談や放課後デイサービスの支援員さんにのせられた感もありますが、「第33回静岡オレンジマラソン大会」に参加することになりました。勢いで参加を決めたものの、息子に経験を積ませたいという思いと、いつもと違うことが苦手な息子が不穏になり、人に迷惑を掛けたらどうしようかという不安が錯綜する日々でした。場所の下見や練習を重ね迎えた当日、「よーいドン」と言われるまで走り出さずに待つことができ、コースを脱線することもなく、どうにか走りきることができました。息子が笑顔で走ってる姿を見て、親子で良い経験が出来たと思います。結果的には今回は成功体験だったのかもしれません。けれども、もし仮に走れなかったとしても、マラソン大会を運営しているボランティアさん達の「失敗してもいいんだよ」というまなざしが温かく、そういう場を作って頂いていることに感謝しなければならないと、参加して改めて感じました。世の中、生き辛さを抱えていて、一歩が踏み出せない人がたくさんいる中で、「周囲の温かいまなざし」と、「失敗しても大丈夫な場所」が増えれば、挑戦するきっかけが出来たり、その人らしく生きることに繋がったりするのではないかと感じた出来事でもありました。大会を運営してくださった皆さん、本当にありがとうございました。そして、来年は皆さんもオレンジマラソンにぜひチャレンジしてみてください。
s-ikuseikai
会員さんからの手記「オレンジマラソンで完走!」
更新日:2019年12月17日
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