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2019/2/23 地域で取り組む要配慮支援シンポジウム

最終更新: 2019年6月5日

<地域で取り組む要配慮支援シンポジウム>

主催:

西豊田学区地域支えあい支援体制づくり実行委員会

内容:

【第1部】要支援者の地域での避難支援 「災害に備えて平時から地域で要支援者の支援活動をすすめるには」 【第2部】要支援者の避難生活 「災害に備えて平時にこそ避難所の開設・運営の訓練を行うには」

第1部では静岡市福祉長寿局 健康福祉部 福祉総務課 川崎真輔氏より「災害時要援護者避難支援制度」について説明がありました。

●災害時要支援者避難支援制度 災害時に支援を必要とする人の名簿を市が作成し、本人の同意を得て地域の自主防災会と民生委員児童委員協議会へ提出するものです。 日頃の見守りや災害時の避難支援に役立てることを目的としています。

方法についてはそれぞれの地域に任せられているので、その地域独特の方法にカスタマイズしてうまく利用している地域もある一方、全く活用されていない地域もあるのが現状です。昔と違って近所のことを知らない人が多い時代、地域コミュニティが求められています。 続いて、静岡県立短大教授 江原勝幸氏から問題提起を交えてのお話がありました。テレビで放映された障がい者の災害に直面した際の番組を視聴した後、感想・意見を発表しました。災害時にこそ周りの支援が必要です。ふだんの生活に行政の支援が行き届くことは良いことですが反面、そこで完結してしまい周囲との交流を持ちにくくなります。いざという時に近所の方を頼れないと孤立してしまい避難できないという現実があります。災害時は支援者も警察も頼れません。声をかけてくれる近所の方がいることが大切です。

第2部では静岡市障害者協会会長 牧野善浴氏を中心に「リアルHUG(ハグ)」について発表がありました。

●リアルHAG(ハグ) 住民参加型避難所運営ゲーム(Hinanzyo Unei Game)のこと。 静岡県が考えたカードを使う図上訓練を改良し参加した住民自身が動くことで訓練を現実的・実践的にやろうという新しい試み。障害者協会が考案した。

●西豊田学区住民支え合い宿泊防災訓練

平成30年11月23~24日に静岡市立豊田中学校において実施された「西豊田学区住民支え合い宿泊防災訓練」に参加した方々からそれぞれの立場でお話いただきました。

〇静岡市静岡手をつなぐ育成会  山崎祐子氏 あらかじめ、防災宿泊キャンプを体験してあったので思ったより落ち着いて行動できた。待つのが苦手な特性から待ち時間が長いのが苦痛だった。親としても知り合いが周りにいない状況は心細く不安だった。スタッフさんから声をかけてもらい嬉しかった。

〇3人の子どもと参加した徳田幸氏 参加してよかった。体験しないとわからないことがたくさんあった。 ・トイレの問題 母が行きたいとき子どもはどうするか?それぞれのこどもが行きたいとき他の子はどうするか?和式トイレは子どもが使い慣れない。 ・食事の問題 食事がアルファ米など食べにくいものが多いので子ども用スプーンなど子どもの食器を避難バックに入れるとよいと思った。 ・授乳の問題 授乳室がなかったので希望したらすぐ作ってくれてありがたかった。毛布や椅子なども用意された授乳スペースに女性スタッフの心遣いを感じた。

〇静岡市駿河区小鹿豊田地域包括支援センター 看護師 塩澤正子氏 受付を担当したが、大混雑だった。待っている人を整理する係が必要。特に障がい者はパニックを起こしやすいのでこちらから歩み寄り話を聞くことが大切。お年寄りも人によっては工夫して行動する人や、支援する方に回りたいと思っている人もいる。通り一遍の防災訓練ではなく生の声が聞かれて実践的だった。

〇静岡市立豊田中学校PTA会長 村松伸隆氏 中学生が参加した意味があると思う。このような機会だけでなくお祭りや運動会など地域の行事に参加して色々な人が暮らしているのを知るのは意義のあることだ。体験を重ね自分のやるべき仕事を覚えるのが大切である。

〇静岡市立豊田中学校教頭 毛利敏久氏 学校は地域のプラットホーム的立場ととらえ、運動場・体育館など施設を開放している学校の避難訓練は昔から実施しているが、発災から避難までが主だった。このように災害時の生活を体験してみるのは良いこと。中学生が地域の一員として役に立てるかはトレーニングをいかに積むかにかかっている。小1から中3まで継続的な防災訓練が必要である。

<シンポジウムに参加しての感想> 宿泊訓練に参加された方のお話を聞きながら体験は大切だと痛切に感じました。 体験して足りないところ、不便なことを知ることで改善につながります。これは机上で考えてもなかなかわからないことです。 そして、避難所生活の大変さを改めて知りました。自助は大切です。自宅で生活できるだけの食料品の備蓄や家屋の耐震化を見直しましょう。合わせて、普段から近所の方に知っておいてもらうこと。緊急時、声をかけてくれる近所の方をつくっておくことが自分の命を守ります。とても勉強になりました。関係者の皆様、ありがとうございました。

静岡市静岡手をつなぐ育成会

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